【必要性・比較】ピジョンのさく乳器、電動と手動【使い分け】

妊娠・出産・子育て

出産準備の時期に、さく乳器(搾乳器)の必要性や使い勝手について調べていましたが、
その時はあまり実感もなく準備していませんでした。

その後、筆者の赤ちゃんが産後すぐNICUに入院したこともあり、さく乳が必要となり、
助産師さんのアドバイスなどからピジョンのさく乳器を2種類購入して比較しました。

その経験を元に、必要になった経緯や電動・手動の比較をし、おすすめの使い方や感じたことをシェアします。


さく乳器が必要だった2つの理由

著者は主に下記の2つの理由でさく乳器に助けられました。

赤ちゃんがNICUに入院し、張りの解消&母乳を届けたくなった

もともと完全母乳育児にこだわってはおらず、ミルクとの混合で考えていました。
産後は、少し早く生まれたこともあって、赤ちゃんはすぐにNICUに入院しました。

母子同室ではなかったものの、産後すぐから乳が張り始め、
その解消のために病院のさく乳器を借りてさく乳をはじめました。

最初は張っている辛さを解消するためにさく乳している側面が一番強く、さく乳をしないと常に痛い状態でした。
病院からは、絞った母乳はNICUに届けてもいいし、ミルクで育ててもいいのなら届けなくてもよいといわれていましたが、
絞った母乳がビンに入っているのを見ているとなんだかもったいないような気もして、せっかくだからと届けるようになりました。

退院後に直接授乳が難しく、さく乳してから哺乳瓶で与えた

赤ちゃんが退院後家での育児が始まった時に直接授乳の練習を始めました。
しかし少し小さく生まれた赤ちゃんの口が小さく、直接飲むことができずに
泣いてしまうことが多々ありました。

この時も混合でのお世話を考えていましたが、いずれにせよ定期的に張りが辛くなってくるため、
結局さく乳が必要になりました。

ミルクの調製とさく乳をどちらもすると、2~3時間おきに洗い物が大量に出るうえに、
母乳の保存やミルクの飲み残しなども発生するため、母乳の量が足りている限りはさく乳を続けることにしました。

電動と手動の比較

産院では、電動も手動もどちらも試すことができましたが、どちらにもメリットがあると考えて最終的にピジョンの電動(handy fit+)・手動のさく乳器を両方購入しました。

電動は手が楽、パーツも少ない

電動のメリットは、さく乳をするにあたって握る必要がないことです。
手動さく乳器のレビューをみていると、手が疲れるなどを書かれている方もいるように、手動で必要なレバーを握る動作が必要ありません。

それだけでなく、さく乳の強さの切り替えが簡単にできるのはもちろん、さく乳した時間がわかりやすく表示されていることが個人的には一番のメリットでした。

また、意外な点ですが、洗浄時のパーツ分解は手動よりも電動のほうが簡単で、パーツの数も少なかったです。

デメリットとしては、案外早く充電がなくなるため、両胸それぞれ10分ずつさく乳している場合などはバッテリーの減りが気になったので、1日1回は充電していました(必要な時に充電が切れているのが怖かったので、1目盛り減った時点で充電していました)

産院では、handy fit+ではなく、プロパーソナルを使用していました。
さく乳のリズムが選べるなど上位機種ではありますが、電源コードを必要とする点や、分解時のパーツがhandy fit+より多い点、価格が高いなどの理由から、自分用には購入しませんでした。

手動は軽くて持ち運びできる、痛みは少ない(強さを自分で調整)

手動はバッテリーなどがない分軽く、常にリュックに入れておくことができます。
充電の心配もなく、殺菌した後ジップロックに入れて持ち運ぶのに便利です。

普段直接授乳をしていても、環境が変わるとうまく飲めない場合もあると聞いたことがあるので、
出先での緊急時にはこちらを使用しようと思います。

また、産後すぐに血が出るなどのトラブルがあった際、電動さく乳器では強さを弱くしても痛いことがありました。その時は手動で自分で強さを調製しながら慎重にさく乳していました。

補足:除菌は電子レンジで

いずれのさく乳機を使うときも、使用前に除菌をしています。
著者は電子レンジで除菌ができるコンピの除菌じょ~ずαを使っています。

薬液を使う除菌セットは仕様したことがありませんが、3時間おきにさく乳することが必須だったので
つけ置きだと間に合わず、こちらを選びました。

補足:搾乳した母乳の保存はフリーザーバッグで

赤ちゃんの空腹のタイミングと張りのタイミングが合わない時は、搾乳した母乳はフリーザーバッグで保存していました。詳しい使い方は説明書に記載の通りですが、冷凍保存していたものは後で別の人(母以外の父や祖父母など)がお世話をするときにも使えるため、便利でした。

一回の搾乳でたくさん量が出る場合は80 ml, 小分けにして保存したい場合は40 mlを使っていました。
一日に8回さく乳する場合は8枚使うので、大容量入りを購入するのがおすすめです。


本記事では、さく乳器の必要性と、ピジョンの電動・手動のさく乳器の比較について記しました。
結論として、産後の状況次第ではさく乳器は必要になり、用途に応じて電動・手動を使い分けるのがよいと思っています。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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