「データ分析って難しそう…」と思っている初心者の方に朗報です!
Tableau publicを使えば、プログラミングやデータ分析の知識が少なくても
簡単にデータの集計や可視化の練習ができます!
手持ちのデータを集計したいけどどうしていいかわからないことってありますよね。
販売などの営業データ、アンケートデータ、過去の実績や、社内のあらゆることがデータで表現される時代なので、その集計方法・データの可視化法をよく知っていることで強みにもなり、効率的に仕事が進みます。
この記事では、無料で使える「Tableau public」でデータの可視化を紹介します。
(このブログでは、Tableau publicで学んだ可視化法を、
Pythonでどのようにコーディングするかを徐々に更新予定です。)
ー筆者についてー
Excelを使う事務作業が多いサラリーマン
同僚の「これまとめといて」で
かなり時間を使ってしまう現状に嫌気がさし
なんとかPythonで楽に仕事ができないか日々勉強中。
非エンジニア。数学も苦手。
Tableauとは
誰もが使える直感的なビジュアル分析でデータ分析ができるツールです(Tableau)。
データを扱う部門や、意思決定を行う部門などで導入されている企業も多いのではないでしょうか?
データをインポートするとすぐにマウス操作だけできれいな図が作れるため
使ったことがない人にとってもデータの可視化の勉強に適しています。
Tableau public(無料版)の注意点
通常のデータ分析ツールTableauは一定期間の無料試用の後は
有料となりますが、Tableau publicは無料で利用できます。
自分自身でデータを可視化してみることはもちろん、
他のユーザーが分析した結果を見ることもできるので
データ分析の雰囲気を知るためにはぴったりのツールです。
ただ注意点として、Tableau publicでは分析した可視化結果は
オンラインで公開されます(非公開で保存できない)。
他の人に見せたくない・共有したくないデータは使わず、
練習のためのダミーデータや、公開されているデータを利用すると良いでしょう。
また、一部の有償のTableauで使える機能は利用できません。
インストール版 / Webブラウザ版
Tableau publicにはパソコンにインストールして使う版と、Webブラウザで使える版があります。
私は可視化の練習のために使うため、気軽なWebブラウザ版を使用しました。
詳しくは下記のNoteで違い等がまとめられています。
Tableau Publicとは?~超・活用術~(Note)
【基礎】Tableau publicでビジュアライゼーション
よく使うグラフを紹介します。
棒グラフ
何か1つの項目について、数値を比較したいケースは多々あると思います。
イメージしやすいのは営業成績の比較でしょうか。
●データ:
元のデータがこんな時、数字が仮に営業成績だったとすると、
●図:
1月だけを比較した場合、列:人、行:1月にすると値が比較できます。
Cさんが一番成績がよいのも一目瞭然です。
Tabelauでは高いもの順、低いもの順への並び替えもできます。
また、データには1月以外の情報もありますので、下のような積み上げ棒グラフを作ることもできます。
作り方の詳細は図中にある設定を参考にしてください。
円グラフ/ドーナツグラフ
データの構成を見たかったり、比率がみたかったりする場合は円グラフが適しています。
よく見るのは家計の支出の割合でしょうか。
全体を100%としたときに、それぞれの割合がいくらなのかを簡単に見ることができます。
●データ:
このような、月にいくら使っているかの表とします。
●図:
円グラフにするとこのようになります。
色分けがカテゴリー、それぞれの色の面積が全体に対する割合になっていて、
ラベル(T)にカテゴリーや割合、実際の数値を入れています。
散布図
散布図は、2つの数字の間に関係性があるかどうかを見るのに適しています。
よく言われるのが、身長と体重の関係で、どちらかが大きくなると、もう一方も大きくなるのか?という疑問を解消するために図を作ります。
ここではビジネスにありそうな、広告費と売り上げの関係をみてみます。
●データ:広告費と売り上げのデータです。
●図:通常は、こんなにきれいに相関することはあり得ないと思いますが、
広告費をかければかけるほど、売り上げが上がっています。
バブルチャート
さきほどの散布図では、比べるものが2つ(身長と体重/広告費と売り上げ)でしたが、
比べるものが3つの時はバブルチャートが使えます。
●データ:広告費、売上高のような比べたい数字と共に、
販売数の大きさによってその製品の重要度が決まるケースを想定します。
●図:
さきほどの散布図に加えて、丸の大きさが製品の販売数を表しています。
販売数が大きいほど、広告費をかけたときの売上高も大きいですね。
【その先へ】ビジュアライゼーションをもっと学びたい人へ
可視化の目的や、持っているデータの種類に応じて
どんなグラフを作ると効果的かは
プロの方がまとめてくださっています。
これまでなんとなく集計していた図よりも
より効果的にプレゼンできる場合もあると思いますので、下記リンクを参考にしてください。
正しくデータを可視化するために知っておくべきことhttps://qiita.com/MikaMorikawa/items/78ca68c786adbbaa92e9
From data to viz(英語)
https://www.data-to-viz.com/
まとめ
今回はTableau publicで行うデータ可視化(ビジュアライゼーション)の練習をしました。
どんなデータがあるとき、どんなグラフを作れば効果的かがわかってくると、
ExcelやPythonなどの他のツールで描く時にも迷わずに済みますし、
上司やお客さんへの説得材料として強い味方になると思います。
このブログではこれからもデータの集計・可視化について記載予定です。
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