iPhoneやApple watch、Garminなど、人の活動量を測定する技術はかなり身近になってきました。
自分の一日の運動量や、睡眠の長さなどが可視化されることで
今まで以上に健康を気遣ったり、改善したりできると話題です。
最近では、愛犬や愛猫の体調管理のために首輪や機器を利用して、ペットの状態を把握する「ペットテック」を活用する飼い主さんが増えてきました。
著者も「Catlog」と「waneco talk」を試してみたので、使用感・感想を共有します。
(猫一匹、サイベリアン、♀、一歳)
結論からいうと、著者の愛猫の体調管理には、Waneco talk+Catlog_Boardが適していることがわかりました。
各製品の特長と、その結論に至った理由をまとめました。
Catlogとは
Catlogは、学生時代に動物の行動生態を研究していた方が開発しました。
製品には首輪型の「Catlog_」と、トイレの下に置く「Catlog_Board」があります。
「Catlog」でわかるのは
- 現在の行動(寝ている、くつろいでいる、など)
- 運動時間
- 睡眠時間
- 食事のタイミング、頻度
- 水飲みのタイミング、頻度
- 毛づくろいのタイミング、頻度
- 一日の消費カロリー
などです。
一方、「Catlog_Board」は
- 排泄タイミング、頻度
- 体重
が記録されます。
※Catlog_、Catlog_Boardの利用には、それぞれの本体代・Catlog Homeに加えて、月額料金が必要です。
waneco talkとは
「waneco talk」は、NECの持つ最先端のAI技術と動物病院がつくった「PLUS CYCLE」という活動量計を組み合わせた製品で、
クラウドファンディングでは目標金額の24倍の金額を達成して成功しています。
一番の機能は、今おうちのペットが家で何をしているかを知ることができるというもので
LINEのメッセージで、おうちのペットとやりとりができます。
また、活動量も記録されているので、下記のような運動量の変化がわかります。
- かつどう(活動量)
- ジャンプ(ジャンプの回数)
- おやすみ(活動していない時間の合計)
- 健康チェック
- 気圧×かつどう
他にも、手動で
- ごきげん
- ごはん
- うんち
- 写真
の記録を日々残すことができます。
※waneko talkの利用には、PLUS CYCLE(活動量系)、obniz BLEゲートウェイの本体代に加えてwaneco talkの月額料金が必要です。
その他のペット体調管理・記録アプリ
この記事では、首輪や機器を利用した製品・サービスを紹介していますが、
手動で入力する体調管理・記録アプリもあります。
例えば、
・猫 管理カード「にゃんパス」(iOSのみ)
・ワンニャン 体重管理(Androidのみ)
など。
筆者は、毎日記入する手間に慣れることができず、続かなかったため
活動量系を利用した体調管理に切り替えましたが、マメに記録できる方であればこういったアプリの利用もよいでしょう。
比較した時のポイント
Catlog、waneko talkの双方を数か月間利用した結果、我が家の猫の「噛み癖」が問題になることがわかりました。
Catlogは専用の首輪と一体型になっており、
公式Twitterにあるように試着サービスで問題がないことを確認した上で利用を始めたのですが、
いつの間にか首輪を外していたり、
外した首輪のバックル部分を噛んでしまい、首輪を破損させてしまいました。
本体(機器パーツ)以外の首輪パーツも売っていて、
おしゃれなデザインも多いのですが、首輪自体の価格が安くないため
頻繁な買い替えは難しいと判断しました。
そのため、首輪につける活動量計としてはwaneco talk(活動量計はPLUS CYCLE)を利用し、
普段の運動量の測定をすることに決めました。
一方で、トイレの下に敷くCatlog_Boardは
排泄だけでなく体重も測定できるため、排泄頻度、成長の記録のために使用を続けています。
(猫は排泄系のトラブルに敏感なため)
結論
噛み癖があるうちの猫には、waneco talk+Catlog_Boardで、手間なし体調管理。
月額料金が2つのサービスでかかっており(約千円)、家計には優しくないですが、今後もペットテックの進化に応じて、様々なサービスに挑戦し、またレビューします!
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