つわりの辛さと眠れない夜
このページを読んでいる人は、今まさにつわり中でしんどい方や、
今後来るつわりにたいしてあらかじめ対策をしたい方が多いのではないでしょうか?
私は初産婦で、入院まではしなかったものの、つわりの時期は自分の予想を超えるしんどさでした。
体を横にしていても頭痛や吐き気・嘔吐、食べつわりなどよくある症状は一通り経験しました。
私は昼間も夜も、仕事や家事の事情が許す限りは体を横にしていて、早く時間が経つことを願っていました。つわりが収まった今思い返すと、嘔吐などの症状とは別に、その当時悩んでいたことで
印象的なことがありました。
それは、しんどくて何もできないのに寝られない時の、時間つぶしに困ったことです。
横になっていても寝られる場合は寝ていればよかったのですが、寝すぎていたり、
家族の生活音(テレビ・いびき・話し声など)がうるさかったり、
外の工事や人の声が気になってしまったり、寝付けないこともありました。
スマートフォンが使えない辛さ
人によっては体を動かさなくてもできる趣味をもってたり、
スマホで時間をつぶすなどの対策ができるのだと思います。
しかし私の場合はスマホの画面をどれだけ暗くしても光が刺激的で頭が痛かったり
目が疲れてきて気持ちが悪いなどの症状が出始めて、スマホが使えなくなってしまいました。
これまでの生活で、少し暇になったり時間が空いたときにすぐにスマホを使っていたので、
検索・動画・マンガ・読書など、全てスマホで行う習慣がついていて、
スマホがしんどくて使えない体調の時に、できることが無いことに気づきました。
本を読んで乗り越える方法
そこで、元々読書が好きだということもあって、原点回帰として、本を購入して読むことにしました。
布団の上で体を起こして、気持ち悪くない体勢を探りながら主に文庫本を読んでいました。
読んでいた本のタイトルは、下に紹介しますが、ネガティブな気分になったり、興奮して眠れなくなるようなものは個人的には避けたかったので、感動もの、恋愛もの、ハッピーエンドなものを選んで読みました。(ここは好みがわかれると思いますので、好きなものを選ぶのがいいと思います)
本を読んでいる間はストーリーに没頭でき、感動ものを読んで泣いた後はスッキリして(泣きすぎて嗚咽で嘔吐することもありましたが・・・笑)寝付きもよくなったので、自分の中で一番よかった乗り越え方だったと思います。
ただ、本を読むのにも問題点はいくつかありました。それが下記です。
- 本が重たくて体が疲れる(文庫本でも)
- 体勢によってはページめくりができなかったり、本にしわや型がついてしまう
- 読書灯がないと、夜家族が寝ているときに暗くて読めない(小さい灯りでもまぶしいと苦情があるなども)
- 読みたいと思った本が家になかった時、すぐ読めない
そんなときに自分の味方になってくれたのが電子書籍リーダーでした。
電子書籍リーダーのメリット
電子書籍リーダーはそれまでお風呂でマンガを読むときに主に使っていました。その存在を思い出したとき、「これだ!」と気づきました。
電子書籍リーダー自体は、どんな体勢でも使えますし、ページめくりもボタンひとつ、目に優しいコンセプトで作られているので自分はしんどさを感じることがなく、明るさも調節可能、本も(ここはPCかスマホが必要かもしれないけど)注文した瞬間にダウンロードでき、買いに行ったり通販を待つ必要がなかったのです。
そのメリットに気づいてからは、電子書籍リーダーを常に布団の近くで充電しておき、
寝付けない時に時間をつぶす生活が始まりました。
私が使っていたのは楽天のKobo Libra 2です。お風呂での使用が元々のニーズだったので防水です。
目に優しいナチュラルライトの機能がついていたのも助かりました。
重さが気になる人には、防水でナチュラルライトが搭載の少し手軽なモデル(Kobo Clara 2E)もおすすめです。ページめくりボタンがないので、画面スワイプで次のページにいく必要はあります。Libra 2より少し軽いです(画面も小さい。)
防水機能も、ナチュラルライトも不要で、とにかく安く・軽くのモデルが欲しい場合は、Kobo Niaもおすすめです(一万円程度)。
利用する電子書籍ストアがAmazonのKindleストアの場合は、Kindleがよいでしょう。
Kindleは広告あり/なしで2000円ほど価格が違うようですが、上記Koboと同じ感じの要件でいえば
防水・ページおくりあり・広告ありのKindle Oasis
防水・ページおくりなし・広告ありのKindle Paperwhite
防水なし・ページおくりなし・広告ありのKindle
これらが類似すると思います。
夜におすすめ、感動・ハッピーエンド系の本タイトル
最後に、著者が実際に読んだ本のタイトルを紹介します。
マラン・カラン シリーズ
つわりのつらい夜に出会った、最も好きになったシリーズ。(シリーズもので4冊)
主人公をはじめとする登場人物の価値観や考え方が多様で、どんな状況にある人も包み込むような
優しいたくさんの短編で構成されています。1冊目を読んで気に入ったら、続編も読んでみてください。
木曜日にはココアを シリーズ
カフェを舞台にしたお客さんひとりひとりの人生に起こった出来事を綴った短編集。
ひとりひとりのお客さんは別の人生を生きていますが、ちょっとしたところでつながっているのが楽しいシリーズです。
阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ
TV等で見る芸人さんの阿佐ヶ谷姉妹のおふたりの日常や、起こったトラブルを独特の視点でつづったエッセイ。考え方がユニークで、読んでいるだけでクスっと笑えます。
桜風堂ものがたり シリーズ
百貨店で働く人たちに起こる事件と、やるせない出来事に対して登場人物が一生懸命向き合い、頑張る心温まる物語。
少し童話やファンタジーを感じるシリーズです。(百貨の魔法は関連シリーズ)
猫が好きな人におすすめ
飼っている猫をよく観察して、飼い主の心境の変化に焦点をあてたエッセイ。
著者は特に、BC(猫を飼う前)とAC(猫をくらし始めた後)の考え方の変化が面白いと感じました。
おばあちゃんとのはちゃめちゃ旅行
祖母のはちゃめちゃな要望を満たす旅行を計画・実行するエッセイ。
出てくる登場人物が魅力的で、無茶苦茶なプランで無理があることに読者は不安になるものの、
乗り越えたときの成長や、主人公の考え方の変化が魅力的でした。
大事なことほど小声でささやく
普段人の話を聞いて、悩みを解決したり導いたりするバーのママが、自分自身について考える物語。短編が続くのでサクサク読めますが、最後に自分自身にフォーカスするのが新しい構成でした。
番外編:マンガ メンタル強め美女白川さん
超ポジティブで、仕事や日常でよくあるストレスに対して、白川さんの解釈や物事の捉え方が新鮮でした。ちょっとした嫉妬・さわぐほどではない嫌がらせ、いやみ、微妙な関係性など、「あるある~」と思うような出来事に対して、落ち込んだりストレスに感じたことがある人は共感できるでしょう。
ポジティブで自己肯定感が高い白川さんだけではなく、自分に自信がなかった周囲の同僚の人たちも元気になっていくので、自分にまでいい影響がありそうです。
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