おうちに猫がいる家庭は年々増えているそうですが、
出産後に赤ちゃんと一緒に暮らすとなると、悩みや不安がありますよね。
著者も実際に新生児の時期から猫と赤ちゃんが同居している家で暮らしており、
様々な工夫をしてきました。
ただ、暮らしてからわかる悩みなどもありましたので、その体験談を記載します。
1児を育てるブロガー。
育児を通して悩んだことや気づきを
ブログで発信中。
猫と赤ちゃんの同居をした理由:部屋が少なかったから
筆者の周囲にもおうちに猫がいる家庭がありますが、
主に暮らす部屋を分けているなどの工夫をしている場合がありました。
ただ、筆者の場合は部屋数が少ない家に住んでいるので、
猫が主な部屋や、赤ちゃんが主な部屋など分割することができませんでした。
そのため、ほぼ全員が昼間はリビングに居て、夜は寝室に居るという生活をしています。
部屋を分けられると夜などは特に安心ですが、
難しいご家庭ではこの記事が参考になるかもしれません。
実際に同居を始める前に不安だったこと
出産を経て、赤ちゃんが退院して家に帰ってくるまでは
それぞれがお互いにどの程度興味を持つかわかりませんでした。
そのため、ネットで検索したり、既に一緒に住んでいる人に話を聞いていましたが、
様々な不安がありました。
赤ちゃんを踏まないか
うちにいる猫は人が好きなので、大人には積極的に寄ってきます。
特に冬場は暖かいのが良いのか、体の上や膝の上に来るので、
同じように赤ちゃんにも乗ったりしないか心配でした。
また、通りすがりに大人の足を踏んでいくこともあるのですが、
割と痛いのでそれもないか気になっていました。
お互いに怖くないか
猫にとっては初めての生き物なので、もしかしたら怖くて威嚇したりしないかなども心配でした。
また、赤ちゃんからしても自分より大きくて速いものが
うろうろしていたら泣いてしまったりするのか心配していました。
猫がストレスで不調にならないか
猫は環境の変化に敏感と言います。
新しい家族やそれに伴う生活のペース、部屋の模様替えなど様々な変化があります。
そんな変化は今まで少なかったので、どれぐらい気にするのかがわかりませんでした。
猫アレルギー
赤ちゃんが体質としてアレルギーを持っている可能性があります。
親にアレルギーは無いものの、もしあれば対策が必要です。
準備したもの・こと
蚊帳付きのベビーベッド
赤ちゃんが寝る時に最も安全だと言われるのがベビーベッドですが、高い場所にあっても猫は入ることができます。
そのため、蚊帳付きのベビーベッドを用意することでその対策としました。
猫のトイレを安全に
産前にはあまり気にしていなかったのですが、
猫のトイレの砂を食べてしまう赤ちゃんがいると聞いたので対策をしました。
元々トイレは複数あったのですが、
ケージの中のものしか使っていなかったので他のものを片付けました。
また、ケージは3段のものを使っていて従来はすべての扉を開放していました。
しかし一番下の段の扉を閉じて生活する練習を産前から少しずつはじめました。
そして、オープンタイプの屋根のないトイレを使っていたのですが、
中が見えない下記のようなトイレに変更しました。
猫しか入れない場所を多く
赤ちゃんが床遊びを始めると、いままでよりテリトリーが狭く感じると考え、
猫だけしか入れないスペースを増やそうと思いました。
上記のケージもそうですが、少し高い場所にクッションを置いたり、
キャットタワーを伸ばしたりして猫しか入れない場所を増やしました。
実際住んでみてどうだったか、追加の対策
結論としては上記の対策はすべて功を奏し、0歳の赤ちゃんと猫が同じ空間で過ごすことができました。
様々な不安がありましたが、実際の生活がどうだったかや、追加の対策を記載します。
実際は:意外と寄ってこない
SNSなどで、赤ちゃんに擦り寄る猫が散見されますが、実際は意外とよってきませんでした。
動きやガサゴソという音は気になっている様子があり、
ベビーベッドの近くをうろうろするものの、赤ちゃんに直接触れることはありませんでした。
むしろ、大人にかまってほしくて近寄ってきたのに、
膝の上に赤ちゃんが居るから来れなくて困っている様子にも見えました。
夜泣きでストレス、おもちゃでかまう時間を増やす
産後3か月頃までは赤ちゃんが夜中に寝られずに泣いていることが頻繁にあったのですが、
その度に猫も寝られないようで一緒に起きていました。
赤ちゃんの生活スタイルが落ち着いてからはそこまで影響されていないようでしたが、
ストレスがかかっていると考え、いつもよりおもちゃで遊ぶなど運動してもらうようにしました。
運動の時間や、トイレの回数が減っていないかなどは、下記のCatlogで様子を見ていました。
一時期体重が増えたり、運動が減ったりしていたがわかったので助かりました。
赤ちゃんは猫が好き
新生児のころは猫の存在を認識していないように見えましたが、首座りごろからは猫が視界に入るとそちらを向いたり、鳴き声が聞こえると探すようにきょろきょろするようになりました。
はいはいをするようになってからは、横を猫が通るたびにおいかけるようになり、
赤ちゃん側は猫が大好きのようでした。
アレルギーは、掃除、カーテンの洗濯
筆者の子は猫アレルギーにはならなかったものの、
同じ猫飼いの友人の子が猫アレルギーだったようでした。
話を聞くと、そこまで重度ではなかったようで、
こまめな掃除や部屋のすみわけ、カーテンなどの毛がつきやすいものの洗濯、
ソファなどを革などの毛がつきにくいものにするなどの工夫をしているようです。
猫側の意識の変化:時間帯で棲み分け
同居を始めてから半年ぐらいから、
赤ちゃんの昼寝時間や、夜寝た後に積極的にリビングでくつろぐようになりました。
これまで、大人がリビングに居ても気が向いた時しか来なかったのですが、
昼間は赤ちゃんに遠慮してか(追いかけられるのが嫌なのか)あまり来なくなったので、
これまで以上に構うようにしています。
ご飯やトイレなどを我慢している様子はなく(上記catlogのデータより)
なんとか生活が安定しているように思えて一安心しました。
つかまり立ち後は赤ちゃんの寝る場所を変更
上記のベビーベッドはとても活躍したのですが、
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになってからは危険だったので、
大人のベッドに下記のような蚊帳付のコンパクトベッドを置いて使用しました。
まとめ
猫との同居生活は、想像以上に穏やかにスタートを切ることができました。
赤ちゃんは猫の存在を楽しみ、猫も赤ちゃんがいる生活に徐々に慣れていったようです。
しかし、夜泣きによるストレスなど、気を付けなければならない点も多々ありました。
この記事では、実際に猫と赤ちゃんを一緒に育ててみて感じたことや、
役立った対策などをまとめました。
猫との暮らしを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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