【過去問・勉強法】簿記3級合格までの道のり【おすすめ情報あり】

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2022年に、第162回簿記3級試験に合格しました!
点数は74点で、ギリギリ合格といったところでしたが、2か月程度の勉強と
直前対策でなんとかなりました!!!
この記事では、簿記試験を勉強した経験から、自分が知りたかった情報を中心にまとめました。

最も伝えたいことは
テキスト一冊買うだけで、あとは動画・演習・アプリだけでなんとかなる!
です。

簿記試験の全体像

  • 試験時間:60分
  • 合格基準:70%以上
  • 設問:第1問「仕訳問題」、第2問「帳簿、勘定記入など、いろいろ」、第3問「決算整理や財務諸表など」

統一試験とネット試験(CBT)の違い

  • 統一試験・・・日程、場所が固定。より時間がシビア。受験日が強制的に決まるのでスケジュールを立てやすい
  • ネット試験・・・日程、場所が柔軟。パソコン入力なので相対的に時間に余裕。日程が自分次第なので後回しになりやすい
  • 結論:つい後回しにしちゃうタイプは統一試験を予約→もしだめでも直後にネット試験でリカバリーできる!

詳しく説明していきます。
簿記3級の受験には統一試験とネット試験があり、試験形態が異なります。

統一試験

統一試験は、年3回程度実施され、指定された高校などの会場に行って受験します。
自分が受験前に書籍やネットで調べたところ、
「ネット試験のほうが簡単」
「鉛筆で書きこむのがタイムロス」
という意見があり、ネット試験と比較してネガティブな意見がありました。

確かに、日程や場所が固定されていて、当日は筆記用具(場合によってスリッパなど)を準備して
受験会場に行くなどの手間もあって、ネット試験のほうが一見便利に見えます。

ただ、個人的なメリットとして、「締め切り効果」で集中力アップ、スケジュールが立てやすい
がありました。

ネット試験だと、つい
「まだ勉強足りてないから受験登録先にしよう」
「今月は忙しいから来月にしよう」
などと先延ばしにしてしまうので、そういった方には圧倒的に統一試験をお勧めします。

ネット試験(CBT)

ネット試験は、特定の期間を除いていつでも受験できる仕組みです。
パソコン教室や受験センターなど、最寄りの施設を検索してください。

ネット試験に対しては
「統一試験より簡単(勘定科目のヒント)」
「選択式・テンキー入力なので時間に余裕がある」
という意見がありました。

著者はネット試験は未受験ですが、ネット試験の模擬試験にトライしており、
確かに手書きの統一試験より手軽な印象でした。

だた個人的には、いつでも受験できるネット試験では、
「まだ勉強足りてないから受験登録先にしよう」
「今月は忙しいから来月にしよう」
と考えてつい先延ばしにしてしまうため、利用しませんでした。

ただ、統一試験の手ごたえが悪かった時に、
「もし統一試験が不合格だったら、復習した後に最短でネット試験を受けたらいい!」
というマインドになったので、著者としては

統一試験→だめだったらネット試験でバックアップする取り組み方が最強と気づきました。

おすすめ教材(無料もあり)

この4つがあれば他に参考書や問題集などは不要に感じました。
詳しく説明します。

CPA learning(無料)

CPA learningは簿記や会計に関する様々な知識を学ぶことができるオンライン学習サイトです。

簿記3級コースでは、
「基礎講義」
「試験対策講義」
「模擬試験解説」
のすべてが無料で公開されており、参考書で学習するだけでなく、
人の解説を聞きながら知識を定着させることができます。

私はこのサイトを移動時間や寝る前のちょっとした時間などのスキマで、
本を持ち運ぶことなく知識をインプットする
ために使いました。

また、模擬試験も何度も解けるので、気軽に試験慣れすることができました。

【≪簿記・FP≫独学ちゃんねる】桜田 試験対策講座

【≪簿記・FP≫独学ちゃんねる】桜田 試験対策講座は、その名の通り簿記・FPに関する試験対策のYoutubeチャンネルで、簿記やFPに関する一問一答形式の動画がとても参考になります。

「講義動画」
「問題集」
に大きく分かれていて、私は問題集を一時停止しながら見ることで
問題集や動画学習で勉強した知識が、本当に定着しているか確認するために使いました。

スッキリわかる 日商簿記3級

無料のオンライン学習サイトや、Youtubeチャンネルでの勉強は役に立ちますが、
参考書も必須だと思います。

ネット教材での勉強と並行しながら、
「試験の全体像を把握」
「わからないところを確認する辞書」
「自分なりの理解の書き込み」
のために使用しました。

特に、動画や模擬試験でいつもつまずくところをチェックして、
試験直前にまとめて復習する
ために書籍は有用でした。

簿記3級 解説付き問題集(スマホアプリ)

勘定科目の確認や、仕訳問題の定着のためにスキマ時間を使って演習ができます。
間違えた問題をチェックする機能もあるので、
苦手な分野を把握したり、わかりにくい問題を再練習できます。

解説も詳細に記載されているので、参考書がその場になくても理解しやすいのでおすすめです。

簿記3級 解説付き問題集
簿記3級 解説付き問題集
開発元:Trips LLC
無料
posted withアプリーチ

合格までのロードマップ

合格までに要する時間は人それぞれですが、おすすめの勉強順を紹介します。
ここでは、元々会計・簿記の知識がなく、勘定科目の単語自体になじみがなかった
自分のような方を想定して書いています。

1-1 参考書をざっと読む

上記おすすめ教材で紹介した「スッキリわかる 日商簿記3級」では、
取引の様子がねこを主人公とした漫画で解説されており、
・もし自分が店主だったら・・・や、
・もし商品を仕入れたときにこういう取り決めがあったら・・・
のようなたとえ話がわかりやすく、
取引の種類やシーンをまずイメージできることが理解の助けになりました。

具体的な勘定科目を覚えるのはそのイメージがある程度あってこそなので、
先に「ざっと」目を通した方がわかりやすいです。

1-2 CPA learningの講義を見る

1-1と並行して実施するか、もしくは本を読むのが苦手な方はこちらが先でもかまいません。
CPA learningの講義では、各取引の様子や勘定科目の覚え方が
黒板などを使った講義形式で解説されています。

参考書がすでに終わっている方は、イメージしづらかった箇所を重点的に見てもかまいませんし
移動時間・家事をしながらなど、耳からのインプットとして流し続けてもよいと思います。

2 仕訳問題に挑戦する(第1問対策)

・Youtubeの【≪簿記・FP≫独学ちゃんねる】桜田 試験対策講座
・参考書の例題、問題集、
・CPA learningの章別の問題集、第1問対策講義
・簿記3級 解説付き問題集(スマホアプリ)
を使って、
「仕訳問題」に挑戦します。
勉強時間の状況(スキマ時間なのか、家か外かなど)に応じて教材は使い分けてください。

仕訳問題は、第1問で絶対に出題される上に、第2問・第3問の前提知識にもなります。
つまり、仕訳問題ができないと全ての設問が回答できないことになるため、
ここで重点的に仕訳問題を行います。

一部、決算整理などは財務諸表の仕組みについて理解していないと
なぜそのように仕訳するのかがわからない場合もありますが、
そこだけはこの後の第3問対策の際に合わせて実施してもよいでしょう。

3 決算整理・財務諸表に挑戦する(第3問対策)

仕訳がある程度わかるようになったら、
第3問対策として
CPA learningか参考書の例題、問題集で
決算整理・財務諸表の作成の練習を行います。
第1問に続いて、第3問も出題形式はある程度一定なので優先的に対策を行います

4 試験形式に挑戦する

CPA learningの模擬試験もしくは、参考書の模擬試験に取り組みます。
(1~2セット程度)

・時間制限や回答方式に慣れること
・苦手分野を発見すること
を意識して取り組み、特に苦手分野があれば参考書や動画教材に戻って確認します。

(この時点で第2問はまだ本格的に対策していないので得点しづらいかもしれません)

5-1 苦手分野を復習する

4で把握した苦手分野
参考書でわかりにくいとマークした箇所
アプリの問題集で間違い易かった問題
を徹底的に復習します。

自分なりにまとめシートを作って整理してもいいでしょう。

5-2 第2問対策に挑戦する

CPA learningか参考書の例題、問題集
Youtubeの【≪簿記・FP≫独学ちゃんねる】桜田 試験対策講座
などで第2問対策を行います。

第2問は、配点が低く、試験範囲が広いので対策は広く浅くなりますが、
第1問や第3問でミスをして落とした場合、ここでカバーできるため
最後に対策をするのがよいでしょう。

ただこの時点で試験が迫っている場合は、5-2を手短に取り組んで、
6に移るという選択肢もあります。

6 試験問題に再挑戦する

1~5が終わっていれば、およそすべての試験範囲を対策済なので、
確認や回答速度の確認の意味を込めて試験形式の問題に挑戦しましょう。

可能であれば今まで回答したことがない問題セットでの模擬試験がよいです。


今回は簿記3級の試験・対策についてまとめました。
試験を受けるにあたって、自分が事前に知りたかったことを中心に記載しましたので
これから受験する人の役に立てば幸いです!

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