【体験レポート】Immersive Museum OSAKA【2023年6月17日~9月6日まで】

Immersive Museum OSAKA 大阪

「鑑賞する絵画から、体感する絵画へ。」を掲げるImmersive Museum (イマーシブミュージアム)が
新しい体験型の美術展として大阪に初上陸しました。
2022年に東京で約20万人を動員したということで話題のイベントです。
早速いってみましたので、イベントの詳細や感想をレポートします。


イベント概要

”Immersive”は「没入感のある、没入できる、その場にいるように感じる」という意味で、
Immersive Museum絵画の中に入ったような感覚を得られる体験型イベントです。

絵画とはいっても様々なジャンルがありますが、
今回は「印象派 (Impressionism)」にフォーカスしています。
有名なアーティストとしては、モネ・ドガ・ルノワールです。

様々な印象派アーティストの作品や技法が視界一面に映し出され、
動き出す絵画に感動すること間違いなしです。

日程

2023年6月17日(土)~9月6日(水)
【平日】10:00~20:00(19:00最終入場)
【土日祝】10:00~20:00(19:00最終入場)

日曜日に訪問しましたが、入場規制などはありませんでした(6月後半時点)。
しかし中で座れるクッションの数が限定されていて、座れる場所があくまで少し待ちました。

今後話題になり、より注目されたり、新型コロナウイルスの感染状況によっては
入場規制などのルールが適用されるかもしれません。

場所・アクセス

堂島リバーフォーラム
〒553-0003 大阪市福島区福島1-1-17

●京阪中之島線「中之島」、JR大阪環状線「福島」、JR東西線「新福島」、阪神本線「福島」
各駅から徒歩 約5分
●JR各線「大阪駅」、Osaka Metro(大阪メトロ)四つ橋線「肥後橋」
各駅から徒歩 約15分
(公式サイトより引用)

展示内容・投影時間・雰囲気など

一般的な美術館のように作品が展示されている場所を歩くのではなく、
作品が投影される空間にお客さんがとどまる形式です(※)。
イメージとしては入退場自由な映画館のような感じ

カーテンが入り口になっていて、そこから入場したら一面にアートが投影されていて驚きました。

投影時間は35分ほどで最後の5分は、「写真撮影タイム」として絵の動きがゆっくりでした。

会場の中には、寝転べそうな大きいクッションや、座れる座布団のようなものが
おおむね2個ずつ並べられています。
投影が終わると一定数の人が退場するため、開いた席を確保して次の回を見るという運営でした。

全員が同時に退場するわけではなく、途中入場している人はもう1投影見ますし、
写真撮影をしていて退場しない人もいるので、気に入った席を確保できるかは運次第に思います。

(※『ゴッホ・アライブ』よりも歩き回ることが少なく、固定の席で観覧します)

詳細な会場のイメージは公式インスタグラム

印象派の”知っておくとちょっといいこと”

ざっくり印象派とは?

19世紀後半のフランスで始まった芸術運動です。
それまで絵画は写実主義や遠近法で書くことが多かったのですが、
風景やその当時の生活を自分の感覚で表現した新しいスタイルの作品が多く、
発表当時は保守的な美術界から激しく批判されました。

イベントの投影中には、モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、セザンヌ、ベルト・モリゾ、 エドガー・ドガなど、印象派の中心になった画家が紹介される時間帯があります。

技法

線や輪郭を描くのではなく、自由に絵具を重ねる手法が特徴のひとつです。
当時はアトリエで絵画を書くことが多かったようですが、
屋外で制作することで、日の光や時間帯による変化をとらえることも特徴です。

イベント投影時間内には、絵具の重なりをイメージしたような時間帯や
時間帯や角度で色が変化するモネの連作をイメージした時間帯があります。

Water Lily Pond by Claude Monet (CC0) https://www.artic.edu/

注意点

公式サイトより、下記の注意点が挙げられています。
・三脚、自撮り棒、傘などの持ち込みはできない
・キャリーバッグ等の大きなサイズの荷物は持ち込めない(1個500円で預かり)
・フラッシュは使用できない。
・再入場はできない。

素敵な写真を撮ろうとして本格的な撮影セット等を用意して大荷物になった場合などは
入れない可能性があるので公式サイトを確認ください。

チケット購入方法

チケットは公式サイトより、
チケットぴあ・O-チケ・Rakutenチケット・イープラス・アソビューで購入可能と記載があります。

販売枚数に余裕のある場合のみ、当日券を会場で購入可能です。

感想

投影されている35分間は、8部で構成されていたのですが、
私は一番絵画の中に入っていくシーンに感動しました。

絵を見ているだけでは空間の一部分を切り取ったところしか見えませんが、
文字通り「中に入る」と描かれた人や生き物が生き生きと動き出し、
本来見えない角度の町や風景が見える様子は新鮮でした。

言葉では伝わりきらないので、少しでも興味がでた方は
ぜひ没入型美術館Immersive Museum OSAKAを体験してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました