2022年5月22日に、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級を受験しました。
公式サイト掲載の模範解答と自己採点によると、学科、実技それぞれ2問ずつ間違ってはいるものの、
9割を超える正答率でした。
筆者は社会人になってから、毎年1つ以上の資格試験に合格する資格マニアです。
今回は、今後FP3級を受験される方のために、自分が行った勉強法を公開します。
(※本記事は具体的な試験内容ではなく、勉強の進め方を紹介しています!)
一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と、
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の
2つの団体で試験が実施されていますが、筆者は合格率の高い日本FP協会で受験しました。
結論としては、
金融・税金関連の知識がゼロの状態で、勉強期間は三か月ほど。
用意するものは本2冊とスマホだけ。
過去問の正答率は70%程度を目指せば安心です。
勉強に使用したもの
FP3級の勉強に使用したものは下記4つです。
- 参考書1冊
- 問題集1冊
- 過去問アプリ(FP3級ドットコム)
- YoutubeのFP動画(ほんださん / 東大式FPチャンネル)
それぞれの特徴、良かった点、困った点を合わせてご紹介します。
参考書
使用したのは、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」です。
参考書を購入するにあたって、Amazon、楽天のレビューや、過去の受験者のブログを見て決めました。
良かった点:
・読みやすい
・実例(例えばこういう人の場合・・・)があって理解しやすい
・章ごとに頻出ポイントが整理されている
困った点:
・稀に、この本にない範囲が出題される
(実際は稀であるし、失点は本に掲載されているが覚えてない範囲だった・・・)
問題集
問題集は参考書とセットで買いました。
問題集と参考書はそれぞれどこのページが対応しているかの記載があり、
解けなかった問題の復習がスムーズでした。
良かった点:
・参考書のどこを読めばいいかわかりやすい
・解説にポイントが整理された図があり、参考書に戻らなくても理解が進む
困った点:
・すべての問題に解説がついているわけではない。
(※回答のアルファベットだけのっていて、なぜそれが正解だったか見れない問題もある。参考書に戻れば済む話ではある)
過去問アプリ(FP3級ドットコム)
過去問アプリは、FP3級ドットコムを使いました。
簡単な会員登録をするだけで、FP3級の学科・実技ともにかなりの年数の過去問があり、
法令改正などのケア(昔の法令に対応する問題をでないようにできる)もばっちり。
しかも無料で使えるので、かなり活用しました。
良かった点:
・1問から取り組めるので、どこでもスキマ時間でできる
・分野ごと出題あり
・不正解のみ出題あり
・分野ごとの正答率が見える化される
困った点:
・なし!最強!
Youtube(ほんださん / 東大式FPチャンネル)
FP3級の対策チャンネルはいくつかありますが、東大式FPチャンネルを選びました。
画面が見れない移動時間や、家でのYoutube,テレビ時間で活用しました。
テーマ解説、完全講義、爆速合格講義、直前対策講義、(試験のマインドケア)のように
勉強の段階にあわせて最適な動画が提供されています。
良かった点:
・移動時間、就寝前など、耳だけでも勉強できる
・具体例や、仕組みの解説など、覚えやすい工夫あり
・試験対策に特化していて、効率よく学習できる
困った点:
・動画だけではすべてカバーできない(出題頻度が高いものを優先しているため)
・おそらく最新年の話をしているので、一部数字が参考書と違う
(何年時点でのことを言っているのかを意識すると大丈夫)
合格までのおすすめロードマップ
自分が実施した勉強順序をもとに、次の受験を控える方へ
おすすめのロードマップを紹介します。ステップは全部で5段階です。
かかる時間の目安は、平日30分~1時間、休日2~3時間勉強したケースで書いています。
文章を読むスピードや、試験への慣れで前後するかもしれませんので、余裕をみて実施ください。
- 全体像の把握・・・1~2週間ぐらいかかる。
- 参考書をざっと読む・・・どんな分野があるのか、どんな言葉があるのか
- ほんださん / 東大式FPチャンネルで「FP3級テーマ解説」を見る
- 6つの分野の好きなものから徐々に定着・・・1か月ぐらいかかる。間違えてもOK
- 分野ごとに参考書、問題集に取り組む。
- スキマ時間に、↑が済んだ分野からFP3級ドットコム(学科)
- 苦手分野の把握・対策・・・3~4週間ぐらいかかる。
- FP3級ドットコムで問題の「学習履歴」から正答率の低い分野を把握
- ほんださん / 東大式FPチャンネルで苦手分野の「完全講義」を見る
- FP3級ドットコムで正答率が上がるまで繰り返す:目安70%
- 実技対策・・・1週間ぐらいかかる。
- 参考書の実技をまとめて実施
- FP3級ドットコム(実技)を実施
- FP3級ドットコム(実技)で苦手分野正答率が上がるまで繰り返す:目安70%
- 本番対策・・・最後の1週間
- 参考書の総合問題(模擬試験)を実施
- ほんださん / 東大式FPチャンネルで「直前対策講義」を見る
- 自分の間違えた問題だけを一枚の紙にまとめる
やることが多いように見えますが、知識がゼロの状態から最短で合格にたどり着くためには
3か月程度の勉強時間が必要でした。
合格点、演習点数の目安
FP3級は、学科・実技ともに合格ラインが60%です。
そのため、学科は60点中36点以上、実技(日本FP協会)は20点中12点以上です。
著者はFP3級ドットコムで
学科・・・回答済問題 33.1%/正答率 78.0%
実技・・・回答済問題 38.2%/正答率 80.5%
になるまで学習しました。
同時期に受験した人で正答率 65~70%の方も合格点があったので、
目標としては70%を目指すと安心なラインかと思います。
結論
金融・税金関連の知識がゼロの状態で、勉強期間は三か月ほど。
用意するものは本2冊とスマホだけ。
過去問の正答率は70%程度を目指せば安心です。
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